今年お初のものを使ってみます。
その名は「バニラービー」。放飼初期のミツバチは環境に慣れるまで働きバチが混乱状態になることがあります。そうした場合、ミツバチは天井にぶつかりながら明るい方向に向かって飛び続け、天井付近に集まってしまう”ハチ溜まり”を作ってしまいます。また、初期の働きバチは混乱の中、飛び続けるので体力を消耗してしまう事で、飢餓状態となり、巣に戻れなくなるほか、安定した訪花活動に支障をきたす場合があります。
そのような事を軽減してくれるのが、「バニラービー」との事。
ハチの巣箱を設置し、出入り口を解放する前に→ハチ溜まりする場所へ専用造花を設置(設置後、造花の蜜入れキャップに蜜を注入)→専用蜜場を作物近辺に設置。
その後、巣箱の出入り口を解放。こうする事で、ミツバチの動きは、
巣箱→専用造花から吸蜜→蜜場から吸蜜→巣箱を繰り返す。花が沢山咲くようになると、作物に訪花するようになる。
働きバチの動くサイクルができれば、ハチ溜まりが軽減され、無駄死にも軽減。
健康な状態で安定した訪花活動に繋がるというわけです。